不幸製造人(超自我)
人間には「エス・自我・超自我」という3つの精神の機能(心的装置)があります。
超自我は『不幸製造人』と呼ばれていて、とっても厳しい人です。
生まれた時は超自我さんはいません、両親の言葉を理解できるようになった
4〜5才頃から心の中に居座ります。
超自我の原型は両親の価値観(言葉)です。
両親があまり厳しいことばかり言ったり、禁止が多いと子供は
我慢することが多くなり、楽しむことが出来ません。
しかしその言葉はいつのまにか子供の中に良心という
道徳意識として定着(内在化)します。
楽しいことをしようとすると、超自我さんに潰されてしまいます。
これが不幸製造人と言われる所以です。
例えば、とっても楽しみにしていた旅行、直前に突然インフルエンザ
になって行けなくなったり…。
又、自我はいつも超自我に監視されているので緊張しっぱなしで
ちょっと羽目を外して楽しんでしまうと、悪いことをしてしまった
ように感じて罪意識が発生します
こうして仕合せになりたい、楽しく生きたい、満足したいエスの要求を、
超自我がいつも阻止します。
超自我に負けない堅牢な自我を作ることが必要です。
堅牢な自我とは、私はどのように仕合せになりたいか、
ということをちゃんと明確に言葉にして持ちます。
超自我はそもそも親の言葉ですから、言語には言語で
立ち向かわなければなりません。
そしてもう一つは、自分の親がよく使っていた言葉や
いつの間にか登録してしまった言葉で、
例えばですが、楽あれば苦あり、苦労は買ってでもしろ、
世の中そんな甘いもんじゃない、仕合せは長く続かない…などの
言葉は、破棄したほうがいいですね
- 2016.01.31 Sunday
- なぜ生きづらいのか
- 17:41
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- by 豊城 聡子