独占!!
赤ちゃんにとって、お母さんは自分の命を守ってくれる大切な人です。
おっぱいをくれて、おむつを替えてくれてお風呂に入れてくれて
という世話行動が最も基本です。
これがなくて、どんなにお母さんが心で愛しているのよ、
と言っても赤ちゃんのお腹は満たされません。
お母さんは夜中でも睡眠不足になりながらも、定期的に起きて
おっぱいを与え続け、泣けばあやしてと24時間体制で
世話をし続けます。
お母さんはゆっくりお風呂に入る時間もシャンプーをする時間さえも
ないくらいです。ましてや一人で外出する時間なんてありません。
それほど赤ちゃんに独占され続けます。
赤ちゃんはいつもお母さんの匂いを嗅ぎ続け、
お母さんの肌に触れ続け、声を聞き続け、顔を見続け、
いつの時も傍に居てくれることで守られているという
安心感を持ちます。
どんな時でも、私の傍にはお母さんがいてくれるから
絶対に大丈夫だ!!と思うのです。
この独占体験が、のちに「信頼」という言葉に変換されます。
この体験は、最低でも生後18ケ月は必要です
赤ちゃんが授乳を要求した時にすぐに答えてあげることで
赤ちゃんの要求を共有したことにもなります。
それがのちに分かち合う精神になります。
4才の子が必ず同じ物を2つ買うのです、どうして?と聞いたら
「お母さんと分かち合いたいの」と言いました。
大人顔負けです
人間となる根本には、母を独占する体験が必要ですね。
- 2016.03.31 Thursday
- 子育て
- 22:23
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- by 豊城 聡子