優越感
人は自分の容姿、学歴、収入、地位、性格等を、
なぜか人と比べてしまいます。
そうすると、必ず差異が生まれます。
そこで発生するのが優越感と劣等感です。
とすると、比べなければ優越感や劣等感は発生しませんから
人を平等に見ることができます。
それなのに人はどうして比べてしまうのでしょうか。
人間は命を懸けて自己愛を守るという定義があります。
自己愛を満たす為に人は生きていくということを、
私自身も痛切に体験してきました。
その自己愛を満たすとは何かというと
「優越感を持ちたい」ということです。
その為に人と比べてしまうのです。
しかし比べて、自分より上の人には、つまり劣等感を感じ、
嫉妬と羨望そして目障りなので排除心を持ちます。
劣等感は自分の価値が下がり、ダメだ生きてる意味がないと、
果ては無力感に行き着く危険な言葉です。
ですから余計にその劣等感を払拭する為に、
また人と比べて優越感を手に入れようとするのです。
中々これから逃げられないのです。
物心ついた時から人は比較の中に晒されて生きているので
比較のない世界を知りません。
ですが優越感と劣等感は、人を妬み蔑み馬鹿にし、
そして恨み憎しみにまで発展するとてつもない感情で
あることは誰もが知っています
人と比べることを放棄するという選択もあります
- 2016.08.31 Wednesday
- 精神(自己愛)
- 20:11
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- by 豊城 聡子