まなざし
対人恐怖の人は他者の目が恐くて見ることが出来ません。
それは遡れば自分を見る母のまなざしが、温かく見守るやさしい目だったか、
それとも敵視して睨みつけるような恐い目だったか、又はまなざしが
なかったかになります。
お母さんのやさしいまなざしに対して、子供も又お母さんの目を見て
やさしくほほ笑み返します。
これがまなざしの一致で鏡の関係になります。
その一致こそが、子供の心に守られているという
安心と安全を生み出します。
この連続で、自分の体と心を愛する健康な自体愛と自己愛が出来ます。
一方、睨まれているまなざしを向けられた子供は、
怖くてお母さんを見ることができません。
自分が嫌われていると思い、
そんな自分はお母さんから見捨てられたと感じ、
私は存在価値がないので死にたいとなります。
そして、母の目は後に他者の目に移行し、
人の目が恐くて見られないとなります。
ですので、やさしく温かいまなざしを
たくさん受ける体験が必要です
- 2016.10.31 Monday
- 人間関係
- 20:25
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- by 豊城 聡子